昨日は一日、CORBO.Works&Shopを抜け出して、いざ、浅草・レザーフェアへ!
ご存知の方も、、?と思われますが、
浅草寺や雷門で有名な浅草は、
一歩奥へ進んだ界隈に入りますと、
皮革産業を支える素材・部品の各社、問屋さんなどが多く立ち並ぶ地域でもあるのです。
観光客で賑わう表の顔とはまた大きく印象を変える、
入り込むと深〜い、ディープな地域文化が根付いています。
”レザーフェア”は、そんな皮革資材関連業者を中心に、さまざまな商材が集う展示会であります。
わたしにとっては、そんな専門性の濃〜い業界を垣間見る好奇心、
ちょっとした”社会科見学”的気分を抱きつつ、
また、様子を捉えるべく、がっつり一眼レフを携えて待ち合わせ場所へ集合。
CORBO.デザイナー・古瀬、職人・皆川と連れ立って出発です。
色はもちろん、触感、風合い、質感、、、さまざまな素材感の品々が立ち並ぶ、
なんとも情報量の多い会場。
次々目に映る品々にアレコレと焦点が移り、フワフワとモノからモノへ彷徨ってしまうわたしですが、
さすが、
今までも何度もこの会場へ足を運んでいるふたりは、大いなる物量の中から、
慣れた様子で”ピン”と惹かれるモノをスッスッと選び取りながら進んでいきます。
いやはや、なんとも頼もしい・・・
そんな様子を後ろから追うようにして、会話のやり取りを覗き込みながら、種々様々な解説に耳を傾けます。
じっと聞き込むような、凝縮した専門性が成せるお話は、
大きく、”ものづくりについて・・・”、を考えさせるような部分があるようで、
開発の方々の日々の視点はどんななんだろうな、、、などと、
つい、ヒトも含めて眺めてしまうような感覚になります。
膨大な革の種類を目の前にしていると、
照らし合わせる脳裏には、ぼんやりと
”現在CORBO.Works&Shopにお留守番中”の商品たちが思い浮かんできます。
”あぁ、あの選ばれた素材たちは、なにかしらの由縁が繋がっていって、
ああしてモノになったんだなぁ、、、”
と、会場を歩きながらほんわりと経緯に思い馳せられるのでした。
さて。
会場のフロアは、仕切られた各社のブースがあり、
それぞれのオリジナル製品がずらりと並べられているのですが、
そのエリア内に足を踏み入れると、
どことなく漂う、独自の”プライベート”的雰囲気(?)に触れる思いがします。
もともとコチラも気軽なスナップ写真を撮るような気ではないものの、
軽はずみに「写す」のは・・・と各所で何とはなしに思いとどまった結果、
情けないことに、持参したカメラは刻々と活躍の機会を逃してしまいました。。
・・・ただ、自分の『任務感』を確認する装備としてはとても存在感があり(笑)、
役立ちましたが。
(このブログもいろんな写真で彩られる予定が、
読んで下さる方のイメージを大いに借りております。。。)
でもやはり、
ああいうふうに実際、素材があるところに出会うと、
まずは、面と向かって自分の目でシッカと見てから!触れてから!!
という気もするのです。
(・・・良い写真が撮れればよかったなぁーーーーー!!)
―と。
長々と味気ない装いのページとなった今回ですが、
実際に、人と会って、話して、モノに触れて、のリアリティを”良いな”と確認する、
刺激の多い一日でしたので、わたしにとっては、
とてもとても、じつは、彩り豊かな一日だったのでした。