最近は少し汗ばむ様な日があっても
”もう秋だな”
という 余裕(?)を感じております。笑 みなさまはいかがでしょうか・・??
湿気の抜けた、さらりとした空気は
ムシムシ暑かった時からすると、ふっと癒される瞬間です(^^)
一年巡って再びやって来た、この季節の変わり目の”におい”に気づき
”あぁ、これこれ!” と、思い出し。。
涼しくなってくると、そんな”風味”がここち良く感じるものなのでしょうか。
日頃、お客様に製品の説明をさせていただく時や
また、Online-Shopで商品について書く時にも
よく登場する『色艶が深まる』ということば。
ふと、最近
”そもそも、どうして色が変わるんだっけ・・・?”
という自分の無知に、気づいてしまいました。。(今更です・・・!!!!)
もちろん(!)植物性タンニン鞣しの皮革が
”エイジング”する
ということを知識的にはやんわり知っているものの
詳しいメカニズムがいまいち ”?” 。
・・・そこで!
気持ちも新たに、調べて(検索)みました。。
追っていくと、分かりやすく感じた記述があったのは
『木』(木材)についての説明文、でした。
皮革を鞣す際に使う”植物性タンニン”成分は
もともとは”木”から採取したもの。
エイジングしていく要因は、ほぼ同じところがあるようなんですね・・・。
色が変化するシーンの要因をざっくり要約してみますと あくまで、ざっくり!
・光(紫外線)
・油分
・金属・アルカリ分
・微生物(カビなど) ・・・など。
まず
『光(紫外線)と、金属・アルカリ分による色変化は
これらを吸収・分解していく際にタンニン成分が”変性”している現象』
私たちが主にエイジングとして”色が変わってく〜、、、”と見ているのは
主にこの部分なようで
日に焼けていく現象も、褪せていく現象も同じ
この『化学変化』であるようです。
また
『”油分”は、この化学変化をより加速させていく役割があり
オイルも酸化していくことで濃色に変化する』
・・・ふむふむ。
そして、
微生物(カビなど)による変色は、大まかに言うと微生物の”汚染”現象の跡。
とのことでした。
・・・これはあまりよろしい現象ではないのですが (^^);
知識が納得したところで、また
そういうモノの変化や痕跡に対して、とある魅力を見出すのは
”人”のおもしろいところだな、、、とも思うのでした。
どこか温かい目線を含んでいるようにも感じます。
その理解に向かう気持ちはどこからくるのか・・・
感じ方も、受け取り方もみなそれぞれですが
古来からの素材の経験値で、なにか本能的に知っている部分やその人の今までの経験で、魅力に思うようになった などなど
あるのでしょうか。
ゆっくりゆっくり起こっていく変化への理解は
共感や愛着を重ねて見ているようでもあります。
しっとりと落ち着き始めた季節。
そんな”風味”をふと味わってみるにも、秋はいい時ですね。
ではでは、今回はこのへんで〜(^^)
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