2013/05/31

歪みのバランス



これ、どんなものかお分かりになるでしょうか・・・??



正体は、、、 

約7年ほど使い込んだものなんです。
CORBO.Works&Shopに置いてある、
重鎮と化した”エイジングサンプル様”(笑)です。

もともとは『ダークブラウン』なんですが、
始めの時からの色変わりは、比較すると一目瞭然。
こんな具合まで様変わりしています。↓↓↓

ふたつとも同じ、
SLATE -スレート- 二つ折り財布(
8LC-9362)ダークブラウン
です!

と、この写真をご覧になって
”あれ?”と違和感を感じた方、いらっしゃるでしょうか。
”同じカタチ? なんだか、大きさが違わない・・・?” と。


このお財布は長く、ズボンのポケットに入れて使われていた経緯があります。
日々、カードやお札類、小銭を入れ、
なおかつぴたりとからだに密着するポケット内で
ぎゅっと締め込まれていたことで、
内部のボリュームに沿い、包み込むように革が変形してきたのでした。


しかしながら。
SLATEシリーズに使われている、
このイタリアンオイルレザーの魅力と丈夫さには驚かされます・・・!
さすがに縫い糸は擦れで摩耗し、とろけてしまった部分もありますが、
皮革は、カーブになる部分でも、粘りのあるシッカリとした形状を保っています◎



この使い様に、長く慣れてきた皮革の形状は、
もともとのカタチからは大きく変形している訳ですが、
このひとつの”物体”のなかでは
うまく独自のバランスを保ちながら、素材が進化しているんですね〜

内装の雰囲気もこのとおり。
SLATEはコインケースのホック部分のふくらみが
ぽこんと表れてくるのが”ミソ”です!(笑)

同じ製品でも”どういう環境のなかにあるか”で
経年変化、エイジングの状態は千差万別です!
長い時間をかけて生まれた”歪み”は、
使い手に寄り添った”表れ”でもありますね。

蓄積されるように密度をもって変化してきた形状は、
修理の際にも、おいそれと元の正しいカタチに矯正することを
良しとしない事も多々あります。

急な外衝を加えてしまうことで、
うまく保てていたバランス感が変わってしまうんですね。
(この話を聞いたとき、”なるほどー”と、なんだかすごく納得しました〜)
修理の際はそんな先々のイメージも思い描きながら、
ひとつひとつ補修個所を検討して行われています。
(普段の愛用品を預けて下さっている方、
そんなこんなで、しばし期間を頂いておりますが、どうぞご了承下さい・・・!!)



さーて
まっさらな始めのカタチが
どういう進化を進めていくか・・・
たのしみたのしみ(^^)◎




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